MI:DELICA:D5:CV#:ETACS:DTC:CAN:

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2012MY

 

ダイアグノシスコード分類表

 

ダイアグノシスコードNo.
診断項目
参照ページ
U0001 バスオフ (CAN-C)
U0019 バスオフ (CAN-B)
U0100 エンジン CANタイムアウト
U0101 CVT CANタイムアウト
U0114 4WD CANタイムアウト
U0121 ASC CANタイムアウト
U0126 ステアリングホイールセンサー CANタイムアウト
U0151 SRS CANタイムアウト
U0155 メーター CANタイムアウト
U0159 カメラ CANタイムアウト
U0164 A/C CANタイムアウト
U0168 WCM/KOS CANタイムアウト
U0181 HランプレベリングCANタイムアウト
U0182 ACL CANタイムアウト
U0201 スライドドアコントロールユニット (LH) CANタイムアウト
U0202 スライドドアコントロールユニット (RH) CANタイムアウト
U0230 エレクトリックテールゲートコントロールユニット CANタイムアウト
U0245 MMCS CANタイムアウト
U0331* ECU内部異常
U1005 コーナーセンサー CANタイムアウト
U1108 余剰CAN-B ECU検出
U1120 バスライン(CAN-C) 低入力
U1121 バスライン(CAN-C) 高入力
U0215 P/W SW (運席) LINタイムアウト グループ54B - ダイアグノシスコード分類表 参照
U0216 P/W SW (助席) LINタイムアウト
U0217 P/W SW (左後) LINタイムアウト
U0218 P/W SW (右後) LINタイムアウト
U1109 コラムSW LINタイムアウト
U150B コラムSW チェックサムエラー
U150C P/W SW (運席) チェックサムエラー
U150D P/W SW (助席) チェックサムエラー
U150E P/W SW (左後) チェックサムエラー
U150F P/W SW (右後) チェックサムエラー
U1514 ビットエラー(LIN)
U1515 バス異常(LIN)
B1034 温度センサー(低入力) グループ55 - ダイアグノシスコード分類表 参照
B1035 温度センサー(高入力)
B1610 日射センサー (低入力)
B1611 日射センサー (高入力)
B16A0 テールランプ(右)断線
B16A1 テールランプ(左)断線
B16A2 ターンシグナルランプ(LH)バルブ切れ
B16A3 ターンシグナルランプ(LH)ショート
B16A4 ターンシグナルランプ(RH)バルブ切れ
B16A5 ターンシグナルランプ(RH)ショート
B16A6 ターンシグナル ヒューズ切れ
B16A7 テールランプ(RH)ショート
B16A8 テールランプ(LH)ショート
B1761* 車台番号未書き込み
B210A +B電源 (低入力)
B210B +B電源 (高入力)
B2206* 車台番号不一致
B2215* ECU内部異常
B222C* コーディング未完了
B2350 ライチングスイッチ異常
B2351 ワイパースイッチ異常
B2353 IG電源 (低入力)
B2354 IG電源 (高入力)
note *: ダイアグノシスコードNo. U0331, B1761, B2206, B2215, B222Cが出力されている場合、ETACS-ECUが記憶しているコーディングデータに異常がある場合がある。

 

 

http://mmc-manuals.ru/manuals/delica_d5/online/Service_Manual/2012/index_M1.htm

 

 

 

 

 

 

 

 

CAN:

 

MUT-III CANバス診断解説

 


   MUT-III CANバス診断は、次の点検を自動的に行ない、点検結果からCANバスラインの状態を判断してMUT-IIIの画面に表示する。


1.MUT-III CAN バス診断
MUT-IIIは以下のようにCANバス診断を行う。

note CAN-Cラインの良否判定実施後、CAN-Bラインの良否判定を行い、それぞれの判定結果をMUT-IIIの画面上に表示する。

(1) ETACS-ECUのダイアグノシスコード確認
ETACS-ECUのダイアグノシスコードを確認することにより、診断個所を絞りこむことができる。
(2) 各ECUの通信状態確認
参考回路を例にして、CAN通信状態による断線箇所特定方法を説明する。

MUT-IIIと通信できないECU
推定故障箇所
推定故障箇所判断内容
ETACS-ECU及び全ECU CANバスライン (h) 及びETACS-ECUの電源系統 ETACS-ECU及び全ECUがMUT-IIIと通信する際に、CANバスライン (h) を使用する。MUT-IIIと通信できるETACS-ECU及びECUが全くないことから、CANバスライン (h) の異常又はETACS-ECUの電源系統異常が考えられる。

ECU A CANバスライン (a) 及びECU Aの電源系統 ECU AがMUT-IIIと通信する際にCANバスライン (a) 及び (b) を使用する。MUT-IIIと他のECUは通信できることからCANバスライン (b) は正常と判断でき、CANバスライン (a) の異常又はECU Aの電源系統異常が考えられる。

ECU C CANバスライン (g) 及びECU Cの電源系統 ECU CがMUT-IIIと通信する際にCANバスライン (b) 、 (c) 、 (d) 、及び (g) を使用する。MUT-IIIとECU B及びECU Dが通信できることからCANバスライン (b) 、 (c) 及び (d) は正常と判断でき、CANバスライン (g) の異常又はECU Cの電源系統異常が考えられる。

ECU C及びECU D CANバスライン (d) 異常 ECU CとECU DがMUT-IIIと通信する際に、CANバスライン (b) 、 (c) 、 (d) 、 (e) 及び (g) を使用する。MUT-IIIとECU Bが通信できることからCANバスライン (b) 及び (c) は正常と判断でき、CANバスライン (d) 、 (e) 及び (g) の異常及びECU C とECU Dの電源系統異常が考えられる。CANバスライン (d) はECU C及びECU DがMUT-IIIとの通信を行う際共通で使用するため異常の可能性が高い。また、CANバスライン (g) 又はECU C の電源系異常及びCANバスライン (e) 又はECU Dの電源系異常の2重故障も考えられる。

ECU B及びECU D CANバスライン (e) 、 (f) ECU B及びECU Dの電源系統異常 ECU BとECU DがMUT-IIIと通信する際に、CANバスライン (b) 、 (c) 、 (d) 、 (e) 及び (f) を使用する。MUT-IIIとECU Cが通信できることからCANバスライン (b) 、 (c) 及び (d) は正常と判断でき、CANバスライン (f) 又はECU B の電源系異常及びCANバスライン (e) 又はECU Dの電源系異常の2重故障が考えられる。

ECU (除くETACS-ECU) CANバスライン (b) ETACS-ECU以外の全てのECUはMUT-IIIと通信する際に、CANバスライン (b) 及び (h) を使用する。ETACS-ECUとMUT-IIIは通信できることから、CANバスライン (b) の異常が考えられる。

2.ダイアグノシスコードから推定不具合箇所を特定
過去故障のステータスが付いているUコードのダイアグノシスコードが出力されている場合、次の方法を元にして断線箇所を特定し、トラブルシューティングを行うこと。

note
  • ダイアグノシスコードから故障箇所を特定する場合、タイムアウトダイアグノシスコードを使用する。フェイル情報ダイアグノシスコードは、送信される一部のデータのみに異常がある場合出力されるためCANバスラインの異常は考えにくい。
  • 複数のダイアグノシスコードから判断した故障箇所特定を行ない、故障箇所が特定できなかった場合、個々のECU間の通信ラインを確認する。
ダイアグノシスコード出力状態
推定故障箇所
推定故障箇所判断内容
ECU A、ECU B及びECU Cに、ECU Dのタイムアウトダイアグノシスコード CANバスライン (e) 及びECU Dの電源系統異常 ECU A、ECU B及びECU CにECU Dのタイムアウトダイアグノシスコード、ECU DにECU A、ECU B及びECU Cのタイムアウトダイアグノシスコード又はECU Dにバスオフダイアグノシスコードが出力されているときは、CANバスライン (e) の異常があったと考えられる。ECU Dにダイアグノシスコードが出力されていないときは、ECU Dの電源系統異常があったと考えられる。

ECU Dに、ECU A、ECU B及びECU Cのタイムアウトダイアグノシスコード
ECU Dにバスオフダイアグノシスコード
ECU B、ECU C及びECU Dに、ECU Aのタイムアウトダイアグノシスコード CANバスライン (a) 又は (c) 及びECU Aの電源系統異常 ECU B、ECU C及びECU DにECU Aのタイムアウトダイアグノシスコード、ECU AにECU B、ECU C及びECU Dのタイムアウトダイアグノシスコード又はECU Aにバスオフダイアグノシスコードが出力されているときは、CANバスライン (a) 又は (c) の異常があったと考えられる。ECU Aにダイアグノシスコードが出力されていないときは、ECU Aの電源系統異常があったと考えられる。

ECU Aに、ECU B、ECU C及びECU Dのタイムアウトダイアグノシスコード
ECU Aにバスオフダイアグノシスコード
ECU A及びECU Bに、ECU C及びECU Dのタイムアウトダイアグノシスコード CANバスライン (d) 異常 ECU A及びECU BにECU C及びECU Dのタイムアウトダイアグノシスコード又はECU C及びECU DにECU A及びECU Bのタイムアウトダイアグノシスコードが出力されているときは、CANバスライン (d) の異常があったと考えられる。また、CANバスライン (g) 又はECU C の電源系異常及びCANバスライン (e) 又はECU Dの電源系異常の2重故障があったことも考えられる。

ECU C及びECU Dに、ECU A及びECU Bのタイムアウトダイアグノシスコード
ETACS-ECUに、ECU A、ECU B、ECU C及びECU Dのタイムアウトダイアグノシスコード CANバスライン (b) 異常 ETACS-ECUECU A、ECU B、ECU C及びECU Dのタイムアウトダイアグノシスコードが出力されているときは、CANバスライン (b) の異常があったと考えられる。

ECU A、ECU B、ECU C及びECU Dに、ETACS-ECUタイムアウトダイアグノシスコード

 

http://mmc-manuals.ru/manuals/delica_d5/online/Service_Manual/img/54/AC507612AB00JPN.pdf

 

http://mmc-manuals.ru/manuals/delica_d5/online/Service_Manual/img/54/AC204741AD00JPN.pdf

 

http://mmc-manuals.ru/manuals/delica_d5/online/Service_Manual/img/54/AC204741AD00JPN.pdf